おちゃめなイタリア人!

 私の最初の著書です。
 イタリアというと、まっ先にグッチやミッソーニ、
ベルサーチといったブランドのしゃれたイメージが先行しがちですが、
実際の彼らは、意外にナニワ節みたいな世界に暮らしています。

イタリアに暮らしている日本人の方の話ですと、
かなり良いセンをついてるとの
おほめの言葉を頂戴いたしました。

 生身の人間としてのイタリア人を、マンガとイラストをまじえて綴った、
ビジュアルエッセイです。

トラベルジャーナル刊 1,500円(税別)


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本文内容

5章 マスオさんの美術添乗員
   「肖像と自意識/システィナ礼拝堂2」より

 さあ、両脇を見てください。
システィナ礼拝堂は天井画と正面の祭壇画は、ミケランジェロのものですが、
両脇はボッティチェルリやギルランダイオの筆によるものです。
ミケランジェロは完全に修復し終わってますが、
ついでに両側も直していますな。汚れのひどい時はワキの絵はいらないと思ったものですが、きれいになると、なかなか捨てたものではありませんね。

(中略)

では、もういちど正面・ミケランジェロの祭壇画『最後の審判』を見てください。
 股ぐらをヘビにカミカミされているオニ、
彼はミケランジェロ の嫌いだったヴァチカンの役人だったとか。
 
おそらく、彼だけではありますまい。
そこの一角の、裁きを受けて地獄に堕ちる連中は、
似たような具合にミケランジェロに嫌われていたのでしょう。
合法的な仕返しですな。
あそこのオニはアッカンベーをしていますな。
きっと役人でヤな奴だったんでしょう。
 フィレンツェのメディチ家礼拝堂にミケランジェロのマンガがありますけど、
なかなかいいんです。
ミケランジェロ は私たちのイメージよりも
もっとお茶目な人だったのかもしれませんね。


 何ですって、正面のマリア? ああ、筋肉隆々のキリストの隣にいるマリアですか。
それが、シルベスター・スタローンに似ている?
そんなハズは、ああ、ありますな。
なるほど、ロッキーの頃のスタローンですね。
ま、スタローンもイタリア系ですから不思議ありません。
シニョリーナ、目のつけ所がいいですね。
 さて、ローマの街を歩きましょう。
街角の彫刻などに、ハリウッドのイタリア系スターの顔が時々見られます。
ほかにも、ジョン・トラボルタ、ロバート ・デ・ニーロ、
レオナルド・ディカプリオ。 
 え? なんですか、シニョリーナ。レオはどこかって?
そんなのご自分で探してくださいませ。 (つづく)

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