風景画 静物画 人物画1

ルーヴルのシエスタおじさん

この作品は「堪能ルーヴル」のカバーになった作品。
65.2 ×53.0cm。素材はテンペラ。
テンペラについての解説はここをクリック!

実はカバー絵として描かれたものではなく、
2002年9月に銀座・ギャラリーミリュウで行われた
個展に出す絵として描いたものでした。

まあ、その時は「堪能ルーヴル」の出版が決まっていましたから、
装丁家と出版社が 「うん」と言えば
この絵を使うつもりで描いたことはたしかですが。

装丁は宮川和夫さん。
たまたまですが、大学時代の同級生のご主人です。
デザインをまったく考えずに描いた絵を
よくぞ、ここまできれいにまとめてくれました。

どうもありがとうございました。



ジャイサルメールの孔雀

 この絵の中心にある孔雀部分は、
私がジーイー企画センター時代に制作した
色彩百科のカバー絵です。
ジーイー企画センターには『在版思想』という、
中小企業独特のお家芸がありました。
いったん作ったものを、
何べんも使用するというリサイクルの思想です。

その方が意外に良いものができる場合があるのです。

 風景は西インドはラジャスタン地方の
沙漠都市ジャイサルメールを描いてます。


バナーラス・ファンタジア

 バナーラスとは昔、ベナレスと呼ばれた
インド・ヒンドゥー教最大の聖地。
この絵は聖なる河ガンガー(ガンジス河)を描いているわけですね。
 ひとたびヒンドゥー教として生まれた者は、
この地で最後を迎えるのを無上の幸せとします。
「インドの教え/アチャールくんの路上日記」や
「中学生にもわかる仏教」でも
バナ−ラスは大きく取り上げています。



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ケララの水路

ケララ州というのは、
南インド南端の方に位置する小さな州です。
教育水準が高いことと、共産主義が強いことで知られる州で、
未だにこの地へ行くとソ連国旗のシンボル<鎌とハンマー>が
町のあちらこちらに見られます。

左前の樹はジャックフルーツ。
幹から大きな実がたわわに実っています。


ゴアの娘たち

「ケララの水路」もこの作品も、
「ユングの部屋」の「ドゥルガの奇跡」などと平行して、
1991年頃に制作されたものでした。

プルーストの「花咲く乙女たちのかげに」のイメージを
インドのゴアに置き換えた作品です。

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