20代の作品集2

ナスターシャ・フィリッポヴィーナの不思議な夜会

 これは私が22〜25歳くらいの時の作品です。
見ての通り、気合いが入り過ぎた絵かもしれません。
自分の原点になる作品です。


 ↓ 下は拡大図。学生時代の時間がある時に作ったものですから、
どの絵より手間だけはかかっております。
180×260cmという巨大作品でもあります。

 ナスターシャ・フィリッポヴィーナとは、
ドストエフスキーの『白痴』に登場する女性です。
 ドストエフスキーを今の時代、
どれだけ読む人がいるかわかりませんが、
人間の存在や生と死という重いテーマに、
がっぷり四つにとりくんだ彼の作品に、
20代の作者はハマっておりました。

 この絵はドストエフスキーの長篇中、
もっとも美しいといわれる『白痴』……
その第一部のラストを描いた作品です。

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